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カザフスタン訪問記3日目(8)Алматы | Кииз Үй  5月23日(火) キーズウィ

 モンゴルのゲルと似ていますが、違うところもあります。一番違うのは壁と屋根のつなぎにあたる部分です。モンゴルのゲルでは直線どうしのつなぎなので120度くらいの角ができているのですが、キーズウィでは屋根の骨の下部が丸く曲がっているので、つなぎ部分自体は直線でつながっています。

 この構造によってキーズウィの真ん中に柱がなくてもドーム状の形体を維持できるのだということでした。モンゴルのゲルでは、部屋の真ん中あたりに柱を立てて屋根を支えています。

 骨組みの外側をフェルトで包んで、紐でしばることで形ができ、内側の床は木の板を並べた上にキリム(絨毯)や織物、刺繍したフェルトなどを敷いています。壁に同じように絨毯や織物を飾ることも多いようです。聞き忘れたのですが、ベッドなどの調度品はそのままでは入口から入れられない大きさです。これは分解可能なのか、それとも床を作った上に調度品を置いて、それから壁と屋根を組み立てるのか、次の機会に聞いてみたいと思います。